馴れ馴れしい!

くっそ、この腕を退けてくれ・・・!

俺から離れろと言っているんだ・・・!








□■□









心の中では幾らでも声が出る。
だが、現実は悲しいもので…俺はイタリア製のシックなスーツに身を包んだ状態で、粋に着流しを纏ったこの男、伊
達の組長と連れ添って夜の赤坂を歩いている。



本来。

深酒した男連中に絡まれた程度くらいなら振り切ることなど容易い。
俺は、それだけ腕力にも自身があった。今現在も鍛えているし、腕と胸板の筋肉の盛り上がりにはいつも気を使って
いる。
どちらかというと青瓢箪などではなく、筋トレに時間を費やすようなマッチョタイプだ。

だが…

如何せん今回は相手が悪すぎた。



この伊達という男は、関東一円を締める極道世界のドン的存在の上、腕力に関してもそこらの格闘家など足元にも及
ばないようなツワモノだ。
しかも俺の店の上客ときている。
この男が毎月店に落す金で、今の赤坂の店はかなり潤っている。
まぁ、店で迷惑を感じる事も多々あるにはあるが、それでもお釣りがくるほどの逃したくない上客なのだ。
故に無碍に、向こうから掴んでくる腕を払うわけにもいかない。
大人の処世術でぐっと堪えねば……いけないのだが。



だからといって…だからといって…


こんなにベタベタ触れてくるのには、いい加減我慢の限界だった。



「伊達の組長さん、ちょっと間隔空けて歩きましょうよ」

「ん?!何もそんなに照れる事はあるめぇ」



必死の覚悟で提案をしたところで、一笑にふされてなかった事にされてしまう。
男同士で、何でこんなに引っ付いて歩く必要があるというのか…
こうなってくると、車での移動にすればよかった…という後悔の気持ちも生まれてくるが。
車のような密室で二人になってしまえば、途端この男がどういう暴挙に出てくるか分かったものじゃない。
やはり車での移動は避けて正解だったような気もする。
俺にとっては溜まったものじゃない展開になる事は、これまた同じく上客の、頼光という男とのいつもの遣り取りで十
二分に想像が付いた。



泣きたい…。



まったく、何でこの男の話に乗ってしまったのだろう。
新しい店を出したいなどと…軽く口走ったのがいけなかったのか。
俺が、伊達の組長の甘い言葉にのってしまった事が何よりの敗因である事は明白なのだが・・・・


しかしだ。
そりゃあノリもするだろう・・・!
銀座の一等地を世話してやると言われれば…普通誰でも話を聞きたくなるもんだ。
例外なく飛びつくさ。






しかし、甘かった。
甘かったのだ・・・。
俺とした事が。
この男…普通の男でなかった事を、有頂天に成り過ぎて、興奮のあまり失念していた。
いつも店に来る、「頼光さん」との遣り取りで嫌というほど知っているはずなのに・・・




伊達臣人という男の危険度を・・・・・・。










これから向かう先は、この男の行き着けの料亭だ。
新しい店の相談とはいえ…入ったら最後この男のテリトリー…。


―――とてもとても、嫌な予感がする。


今の内にと断りを入れて、踵を返したいのに
「もうすぐそこだ」
と、腕を掴まれて離して貰えない。

「よ…用事を思い出しましたんで…」

青ざめてそれだけ呟いてみたが、それがどうしたとズルズル門の内側へ引き摺られた。
ああ…そんなに無理に引っ張れば、高級なスーツの釦が今にも飛びそうだ。



「そんな用事はどうでもいい」



ニヤリと俺に一つ笑いかけ、伊達の組長が上機嫌な笑みを見せる。
酷い話だ。
どうでもいいなんて、他人さんのアンタに分かるはずないというのに。
ま、確かに逃げ口上で言ってみただけなのだが…。
やはりダメだったか…と心の中で天を仰ぐ。そこで隙が生まれたのか・・・伊達の組長が俺の身体を抱き寄せた。
抗い難い力で俺の身体をグイと引寄せ、俺の耳朶に触れるほど唇を寄せて、眩暈が起きそうな言葉をプレゼントして
くれる。





「この間、頼光の代わりにって言っただろうよ……覚悟するこった」




言葉の衝撃に、思わず眼鏡が鼻先までズルリとずれた。



銀座の店は約束されたも同然だが…



俺は今夜。





―――男として大事なものを無くしてしまうのかもしれない。





切実に思って震える身体、止める術を誰か俺に伝授してくれ・・・(泣)



































□言い訳

ああもう…馬鹿だ馬鹿;;;馬鹿だけどいいや、伊達は節操なしだからこういうのもアリってことで(汗)
最後には頼光なし!(笑)

しかし…
それでも坂巻さん、こんな目にあっても貴方は鮨屋を続けるのね~(←勝手に言ってろの領域;)





ところでSJ21号に萌え萌え~~っ!何ですかあのシャワーシーンは!!必要なんですか?!
鮨漫画にあのシーン…。

神原が黒ビキニはいてるのもかなりショッキングでしたが…もう、あの坂巻の尻を拝めるなんて、ほんっと思って無かったですからね…!

神原実はかなりの遊び人と見たね!(*`▽´*)あの下着はそう簡単には穿きこなせないよ。

で、今回の21号で、すっかり神原×坂巻萌え(笑)松岡も捨てがたいけどさ…。

どうしよ…今度坂巻をトップに据えたい気分になったよ…(--;)



















ま、とりあえず終わっとけ。


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