桃×頼光「永田町ラブロマンス」…桃×頼。頼光は桃の為に奔走するものの…(07.3.13)
『永田町ラブロマンス』
少しの我慢だと自身に言い聞かせる。
しかし、幾ら己の信念の為とはいえ、よく堪えられるものだと自分自身半ば呆れながらも思っていた。
そう、この親子ほど歳の離れた狸親父の腹の下で震えながら――――。
「ああ。頼光君…昔から目をつけていたんだがね、お父上の手前なかなか声をかけることも出来ず…ううっ…こうやっ
て君の身体を楽しめる日がやってくるとは…ウ…ッフ…思いもしなかった……よ」
俺の上でブルブルと汗をかき、腰を使い……剣にしか開かなかったこの身体を犯しているのは、剣政権と対立する野
党、自明党の党首小笠原武明。
飛ぶ鳥落す勢いの剣政権も、経済の低迷、国内で多発するテロ対策への国民の不信感などから、昨今ダントツであ
った支持率に翳りが見え始めてきた。
それまで体よく尻尾を振っていた同派閥の有力者何人かも、そろそろと見計らったように踵を返す始末。
この上、この度行われる衆参同時選挙で大敗を帰した折りには、例え剣といえど総理の座を下ろされるのは目に見
えていた。
目の前で欲望に息を乱す男。小笠原が、剣政権の存続を握っていると言っても過言ではないのだ。
卑しく、腹黒い男ではあるが、政治の世界にその身を置いて長く生き続けているやり手でもある。
この男を上手く利用すれば、選挙での勝利は難しいものではなくなるのだ。このような男に、連立の甘い汁を吸わす
のは片腹痛くもあるが、この際、剣を生かすためにはそんな小さなことなど目を瞑らなくてはいけない。
俺はそう思い、剣をバックアップする秘書たちを総動員してこの男の取り込みにかかった。
選挙には間が無い。出来るだけ早く自明党をこちらの陣営に取り込み、多くの票を招き入れる算段を取らねば、マス
コミの力も有効且つ最大限に利用せねば。
思いは強かった。焦りも確かにあった。寝る間すらない剣の過労職務を慮った末、俺はとうとうもっとも己に不似合い
な手段をとってしまったのだ。
「ウ…っ、く…」
我慢したところで、声は漏れる。
生理的な現象ではあるが、もちろんそこに心はない。
大きく折り曲げられ体勢の不自然さに声を洩らしたのは確かなことだが、剣との情事を経験している俺にとっては耐
えられないことでもないのだ。もっと酷い扱いを受けたこともある、剣の愛の言葉の前で…。
「おいおい、もっと声を出さんか…、堪えるさまもなかなかいいが、お前さんから言い出した事だぞ。もっと可愛い顔を
して可愛い声で鳴いてみせんかい」
下衆が…。
思わず引き結んだ唇から言葉が飛び出しそうになり、内心酷く焦った。
早く終わらせてくれないと、本当に突き飛ばして逃げ出してしまいそうになる。
この死に掛けの老人一歩手前の男が、よくもまぁこれだけ腰を振れるものだと変な感心まで起こしてしまう。
俺の自負する鉄面皮の忍耐もいい加減、限界が近づいているという証拠なのだろう。
不本意ではあったが、抱かれ慣れた体で男の限界を引き出すように、意識して後ろの入口にグッと力を入れてやっ
た。
途端に快楽に呆けた男は、アフアフと声を上げ、腔内に突き込んだ年季の入った男根から飛沫を噴出す。
「ウッ…うおっ!」
「クッ!」
顔を顰めて、小さく一つだけ呻き。俺は反吐の出そうな男の精液を体内で受け止めた。
これで開放されるのだ。その喜びだけで我知らず身体が震えていた。
「ああ、良かったよ頼光君。そんなに慌てて身づくろいする事もあるまい。この料亭なら何の心配もいらんぞ、ゆっくり
泊まって明日の朝まで居ればいい」
述べられた布団にデンと尻をつき、枕もとの灰皿へと煙草の灰を落としつつ、肥え太った豚のような姿の男が声をか
けてくる。
その姿をチラとでも見ることを俺はよしとはしなかった。
身体に残る男の汚物だけでも不快だというのに、この上視界にまで汚らしい物を映す事など出来はしない。それこそ
今にも、変えられたばかりであろう、薫り若い青みを帯びた畳の上に吐いてしまいそうだ。
「いいえ、お暇致します。今から書類整理の為に官邸の方に向かいますので……。それから、先生…お約束だけは
お守り下さい、そしてこのことは御内密に…」
「いや~、本来ならお前さんの申し出、党首として断るつもりでいたが………念願叶ってその甘い体を楽しめたんだ、
悪くない申し出だった。連立自体も悪い話ではないからなぁ」
そうなのだ。この男は、今回の申し出に、こともあろうか俺の身体を要求してきた。
もちろん剣も知らない水面下での遣り取りだった。
何度かは、その話をかわしながら交渉を進めて来たが、ここにきてとうとう俺はこの男の誘いにのってしまった。
俺は、剣を生かすため。己でも信じられない事に、この強固なまでのプライドをかなぐり捨てたのだ。
上着を羽織、ネクタイの位置を調えながら、目を合わすことなく男に頭を下げた。
そうして、足早に部屋を後にする。少しでも早くこの場所から遠ざかりたかった。
少し重い腰を引きずるようにして、待たせていた黒塗りのベンツに乗り込む。
乗り込みながら、俺の頬は微かに緩んだ。
先ほどの情事を思えば、今にも上質の皮が張られた車のシートに嘔吐しそうになるが。
プライドの塊でしかなかったような俺が、よくこんな真似が出来たものだ、と思う。
それを思うと、可笑しくて自然と頬が弛むのだ。吐きそうな行為をしてきた自分自身であるのに、そんな己すら愛しく
思えた。
正直思う。これで今回の連立が上手くいけば、本当に安いものだ。あんな行為の一つで剣が助かるなら、剣を立てる
事が出来るなら―――
そう思えば自然と身体が熱くなり、眼にまで突上げる熱を感じた。
□言い訳
某様に捧げます(笑)っていっても・・・大したものではないので申し訳ない(^^;
大変なお仕事に漸く区切りをつけられたということで・・・今後は更新のスピードも上がることでしょう。
本当に楽しみでございますvv
さて、某様のお望みは「桃×頼」で「永田町ラブロマンス」・・・。
題名そのまんまつけました、捻れよっ!って感じですね、スイマセン・・・(汗)
そして続きます・・・!!
『永田町ラブロマンス』
少しの我慢だと自身に言い聞かせる。
しかし、幾ら己の信念の為とはいえ、よく堪えられるものだと自分自身半ば呆れながらも思っていた。
そう、この親子ほど歳の離れた狸親父の腹の下で震えながら――――。
「ああ。頼光君…昔から目をつけていたんだがね、お父上の手前なかなか声をかけることも出来ず…ううっ…こうやっ
て君の身体を楽しめる日がやってくるとは…ウ…ッフ…思いもしなかった……よ」
俺の上でブルブルと汗をかき、腰を使い……剣にしか開かなかったこの身体を犯しているのは、剣政権と対立する野
党、自明党の党首小笠原武明。
飛ぶ鳥落す勢いの剣政権も、経済の低迷、国内で多発するテロ対策への国民の不信感などから、昨今ダントツであ
った支持率に翳りが見え始めてきた。
それまで体よく尻尾を振っていた同派閥の有力者何人かも、そろそろと見計らったように踵を返す始末。
この上、この度行われる衆参同時選挙で大敗を帰した折りには、例え剣といえど総理の座を下ろされるのは目に見
えていた。
目の前で欲望に息を乱す男。小笠原が、剣政権の存続を握っていると言っても過言ではないのだ。
卑しく、腹黒い男ではあるが、政治の世界にその身を置いて長く生き続けているやり手でもある。
この男を上手く利用すれば、選挙での勝利は難しいものではなくなるのだ。このような男に、連立の甘い汁を吸わす
のは片腹痛くもあるが、この際、剣を生かすためにはそんな小さなことなど目を瞑らなくてはいけない。
俺はそう思い、剣をバックアップする秘書たちを総動員してこの男の取り込みにかかった。
選挙には間が無い。出来るだけ早く自明党をこちらの陣営に取り込み、多くの票を招き入れる算段を取らねば、マス
コミの力も有効且つ最大限に利用せねば。
思いは強かった。焦りも確かにあった。寝る間すらない剣の過労職務を慮った末、俺はとうとうもっとも己に不似合い
な手段をとってしまったのだ。
「ウ…っ、く…」
我慢したところで、声は漏れる。
生理的な現象ではあるが、もちろんそこに心はない。
大きく折り曲げられ体勢の不自然さに声を洩らしたのは確かなことだが、剣との情事を経験している俺にとっては耐
えられないことでもないのだ。もっと酷い扱いを受けたこともある、剣の愛の言葉の前で…。
「おいおい、もっと声を出さんか…、堪えるさまもなかなかいいが、お前さんから言い出した事だぞ。もっと可愛い顔を
して可愛い声で鳴いてみせんかい」
下衆が…。
思わず引き結んだ唇から言葉が飛び出しそうになり、内心酷く焦った。
早く終わらせてくれないと、本当に突き飛ばして逃げ出してしまいそうになる。
この死に掛けの老人一歩手前の男が、よくもまぁこれだけ腰を振れるものだと変な感心まで起こしてしまう。
俺の自負する鉄面皮の忍耐もいい加減、限界が近づいているという証拠なのだろう。
不本意ではあったが、抱かれ慣れた体で男の限界を引き出すように、意識して後ろの入口にグッと力を入れてやっ
た。
途端に快楽に呆けた男は、アフアフと声を上げ、腔内に突き込んだ年季の入った男根から飛沫を噴出す。
「ウッ…うおっ!」
「クッ!」
顔を顰めて、小さく一つだけ呻き。俺は反吐の出そうな男の精液を体内で受け止めた。
これで開放されるのだ。その喜びだけで我知らず身体が震えていた。
「ああ、良かったよ頼光君。そんなに慌てて身づくろいする事もあるまい。この料亭なら何の心配もいらんぞ、ゆっくり
泊まって明日の朝まで居ればいい」
述べられた布団にデンと尻をつき、枕もとの灰皿へと煙草の灰を落としつつ、肥え太った豚のような姿の男が声をか
けてくる。
その姿をチラとでも見ることを俺はよしとはしなかった。
身体に残る男の汚物だけでも不快だというのに、この上視界にまで汚らしい物を映す事など出来はしない。それこそ
今にも、変えられたばかりであろう、薫り若い青みを帯びた畳の上に吐いてしまいそうだ。
「いいえ、お暇致します。今から書類整理の為に官邸の方に向かいますので……。それから、先生…お約束だけは
お守り下さい、そしてこのことは御内密に…」
「いや~、本来ならお前さんの申し出、党首として断るつもりでいたが………念願叶ってその甘い体を楽しめたんだ、
悪くない申し出だった。連立自体も悪い話ではないからなぁ」
そうなのだ。この男は、今回の申し出に、こともあろうか俺の身体を要求してきた。
もちろん剣も知らない水面下での遣り取りだった。
何度かは、その話をかわしながら交渉を進めて来たが、ここにきてとうとう俺はこの男の誘いにのってしまった。
俺は、剣を生かすため。己でも信じられない事に、この強固なまでのプライドをかなぐり捨てたのだ。
上着を羽織、ネクタイの位置を調えながら、目を合わすことなく男に頭を下げた。
そうして、足早に部屋を後にする。少しでも早くこの場所から遠ざかりたかった。
少し重い腰を引きずるようにして、待たせていた黒塗りのベンツに乗り込む。
乗り込みながら、俺の頬は微かに緩んだ。
先ほどの情事を思えば、今にも上質の皮が張られた車のシートに嘔吐しそうになるが。
プライドの塊でしかなかったような俺が、よくこんな真似が出来たものだ、と思う。
それを思うと、可笑しくて自然と頬が弛むのだ。吐きそうな行為をしてきた自分自身であるのに、そんな己すら愛しく
思えた。
正直思う。これで今回の連立が上手くいけば、本当に安いものだ。あんな行為の一つで剣が助かるなら、剣を立てる
事が出来るなら―――
そう思えば自然と身体が熱くなり、眼にまで突上げる熱を感じた。
□言い訳
某様に捧げます(笑)っていっても・・・大したものではないので申し訳ない(^^;
大変なお仕事に漸く区切りをつけられたということで・・・今後は更新のスピードも上がることでしょう。
本当に楽しみでございますvv
さて、某様のお望みは「桃×頼」で「永田町ラブロマンス」・・・。
題名そのまんまつけました、捻れよっ!って感じですね、スイマセン・・・(汗)
そして続きます・・・!!
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